［MDK-ARM C/C++ コンパイラ］（MDK-ARM C/C++ Compiler）

プリプロセッサシンボル

Define

#if、#ifdef、および #ifndef を使用してチェックできるプリプロセッサシンボルを設定します。定義された名前は、入力されたとおりに（大文字と小文字の区別どおりに）コピーされます。それぞれの名前にはオプションで値を指定できます。Define: Check, NoExtRam, X1=1+5 は、次の C プリプロセッサ #define ステートメントと同じです。
   #define Check
   #define NoExtRam
   #define X1 1+5

Undefine

上位のターゲットまたはグループのレベルのオプションダイアログで入力された以前の Define の割り当てをクリアします。

言語/コード生成

［Arm/Thumb インターワーキングの有効化］（Enable Arm/Thumb Interworking）

CPU モード（ARM または Thumb）で呼び出すことのできるコードを生成します。

［最適化］（Optimization）

生成されたコードのコンパイラコードの最適化を制御します。

• ［デフォルト］（Default）：コンパイラのデフォルト、または上位のターゲットまたはグループのレベルの設定を使用します。
• ［レベル 0（-O0）］（Level 0 (-O0)）：一部の単純なソース変換を除き、すべての最適化をオフにします。
• ［レベル 1（-O1）］（Level 1 (-O1)）：デバッグビューに著しく悪影響を及ぼす最適化をオフにします。
• ［レベル 2（-O2）］（Level 2 (-O2)）：高度な最適化（デフォルトレベル）です。オブジェクトコードとソースコードとの間のマップが明確でない場合があるため、デバッグビューの質は低下します。
• ［レベル 3（-O3）］（Level 3 (-O3)）：最大の最適化が行われます。［時間を最適化］（Optimize for Time）と組み合わせてレベル 3 を使用すると、ループが展開される可能性があるため、生成されるコードがレベル 2 よりも多くなる場合があります。

［時間を最適化］（Optimize for Time）

実行時間を短縮します。ただし、コードサイズが大きくなる場合があります。

［分割ロードと多重ストア］（Split Load and Store Multiple）

LDM および STM 命令を 2 つ以上の LDM 命令または STM 命令に分割して割り込みレイテンシを低減するようにコンパイラに指示します。LDM/STM 命令に 6 個以上（PC が変更された場合は 5 個以上）の CPU レジスタがある場合、複数の LDM/STM 命令が生成されます。

［関数ごとに 1 つの ELF セクション］（One ELF Section per Function）

ソースファイルの関数ごとに、1 つの ELF セクションを生成します。出力セクションには、セクションを生成した関数と同じ名前が付けられます。コードを最適化したり、個々のメモリアドレスに各関数を配置したりできます。

［Strict ANSI C］

ソースファイルが Strict ANSI C に従っているかどうかをチェックします。

［列挙型コンテナは常に int］（Enum Container always int）

無効にすると、enum のデータ型コンテナが値の範囲に従って最適化されます。有効にすると、enum のデータ型コンテナは常に signed int になります。

［プレーン char は Signed］（Plain Char is Signed）

プレーン char として宣言されたすべての変数を signed char 変数として処理するようにコンパイラに指示します。

［読み出し専用の位置非依存］（Read-Only Position Independent）

定数（ROM）アクセスについて位置非依存コードを生成します。

［読み書き位置非依存］（Read-Write Position Independent）

変数（RAM）アクセスについて位置非依存コードを生成します。

［警告］（Warnings）

警告メッセージの生成を制御します。

［Thumb モード］（Thumb Mode）

1 つのファイルまたはファイルグループについて明示的な Thumb コードまたは ARM コードを選択します。［ターゲット］（Target）ダイアログの ［コード生成］（Code Generation） では、デフォルトが選択されています。

［インクルードパス］（Include Paths）

ヘッダファイルを検索するための 1 つ以上のパスをセミコロンで区切って指定できます。#include "filename.h" の場合、コンパイラは現在のフォルダを最初に検索した後、ソースファイルのフォルダを検索します。この検索が失敗した場合、または #include <filename.h> を使用した場合、インクルードパスボックスで指定されているパスが検索されます。この検索も失敗した場合、［プロジェクト］（Project）→［コンポーネント、環境、ブック］（Components, Environment, Books）ダイアログで指定された INC フォルダのパスが使用されます。

［各種コントロール］（Misc Controls）

個別のダイアログコントロールのないディレクティブを指定します。

［コンパイラ制御文字列］（Compiler Control String）

コンパイラのコマンドラインに現在のディレクティブを表示します。