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DEFINE

構文 説明
DEFINE typeidentifier 指定された typeidentifier という名前のシンボルを定義します。
DEFINE BUTTON "label", "cmd" [ツールボックス](Toolbox)のコマンドボタンを定義します。ツールボックスは、メインメニューの[ビュー](View)→[ツールボックス](Toolbox)から開きます。

DEFINE コマンドを使用すると、タイプを指定して値を保持するために使用できるシンボルを作成できます。この方法で作成したシンボルは、µVision4 関数の戻り値を保持したり、µVision4 関数に入力を指定するために使用できます。

DEFINE コマンドで作成したシンボルは、シミュレートされた CPU またはターゲット CPU のメモリ空間に配置されません。これらのシンボルは、指定されたタイプの値のシンボリック名に過ぎません。DEFINE により作成されたシンボルは、他のパブリックシンボルと同様に使用することができます。

以下の表に、使用可能なシンボルの type を示します。

タイプ 説明
CHAR 符号付き文字(signed char)。
DOUBLE 倍精度浮動小数点数(double)。
FLOAT 単精度浮動小数点数(float)。
INT 符号付き整数(signed int)。
LONG 符号付き長整数(signed long)。

identifier はシンボル名で、変数またはシンボルの規則に従う必要があります。

>DEFINE CHAR TmpByte    /* define TmpByte to be a char value   */
>DEFINE FLOAT TmpFloat  /* define TmpFloat to be a float value */

>TmpFloat = 3.14159     /* give TmpFloat a value               */
>TmpFloat               /* display the value of TmpFloat       */
3.14159

DEFINE BUTTON

[ツールボックス](Toolbox)ウィンドウにボタンを追加するには、このコマンドを使用します。

label はボタンに割り当てる名前です。

cmd は、ボタンに割り当てるコマンドまたは µVision4 コマンドです。ボタンのクリック時にこのコマンドが実行されます。

>DEFINE BUTTON "clr dptr", "dptr=0"
>DEFINE BUTTON "show main()", "u main"
>DEFINE BUTTON "show r7", "printf (\"R7=%02XH\n\",R7)"

  • 上の最後のボタン定義で定義された printf コマンドでは、ネストされた文字列が使用されています。printf の形式文字列の二重引用符文字(")は、構文エラーを避けるために \" でエスケープする必要があります。

ボタンを定義すると、直ちに[ツールボックス](Toolbox)ウィンドウに追加されます。各ボタンにはボタン番号が割り当てられ、この番号が[ツールボックス](Toolbox)ウィンドウに表示されます。この番号を使用して、[ツールボックス](Toolbox)ウィンドウから特定のボタンを削除することができます。

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