シリアルポート

オンチップシリアルポートは、S0TIME、S0IN、および S0OUT で制御されます。S0IN および S0OUT は、CPU 上のシリアル入出力ストリームを表します。S0TIME は、シリアルポートのタイミングが即時（STIME = 0）であるか、指定した通信速度（SxTIME = 1）に相対的であるかを指定します。S0TIME が 1 である場合、シリアルウィンドウに表示されるシリアルデータは、指定した通信速度での出力となります。S0TIME が 0 である場合、シリアルデータはより速やかにシリアルウィンドウに表示されます。

シリアル入力のシミュレートは、デジタル入力のシミュレートと同様に簡単です。特定のデータを（1 秒ごとに）定期的に入力する外部シリアルデバイスがある場合、CPU のシリアルポートにデータをフィードするシグナル関数を作成できます。

signal void serial_input (void) {
  while (1) {                                /* repeat forever */
    twatch (CLOCK);                          /* Delay for 1 second */

   S0IN = 'A';                               /* Send first character */
   twatch (CLOCK / 900);                     /* Delay for 1 character time */
                                             /* 900 is good for 9600 baud */
   S0IN = 'B';                               /* Send next character */
   twatch (CLOCK / 900);
   S0IN = 'C';                               /* Send final character */
  }                                          /* repeat */
}

このシグナル関数を実行すると、1 秒間遅延し、'A'、'B'、および 'C' をシリアル入力行に入力して、このプロセスを繰り返します。

シリアル出力は、前述のユーザ関数またはシグナル関数と書き込みアクセスブレークポイントを使用して同様の方法でシミュレートされます。