制約

µVision4 ロジックアナライザでは、以下に関する変更を記録できます。

• struct メンバを含むグローバルプログラム変数。
• マイクロコントローラの I/O ピンを表す VTREG。
• 外部イベントと内部イベントによってトリガされるペリフェラルレジスタ（以下の制約を参照して下さい）。

ロジックアナライザでは、合計 65536 フレーム（すべての項目に対し）を保持する FIFO バッファに最大 255 のさまざまな項目を定義したり、変更を記録したりすることができます。

以下の項目は、ロジックアナライザで記録できません。

• 関数内で定義された自動変数
  自動変数はスタックまたは上書き可能なメモリ領域にあります。動的メモリ位置の変更を記録することはできません。
• CPU レジスタの変更
  CPU レジスタは、読み出しブレークポイントまたは書き込みブレークポイントでトリガできません。したがって、そのような変更は記録できません。
• タイマレジスタを表すペリフェラルレジスタ
  タイマ（または同様のペリフェラル）のインクリメントはシミュレートされません。代わりに、タイマによってトリガされるイベントのタイミングが計算されます。したがって、タイマのインクリメントは表示できません。
• 通信ペリフェラルの I/O ピン
  UART、CAN、SPI、I²C 通信ペリフェラルの I/O ピンのトグルはシミュレートされません。通信ストリームのタイミングは仕様によるものとみなされます。代わりに、I/O ストリームは VTREG によって表されます。
• メモリバスのシグナル
  µVision では、メモリ領域を含む CPU はシミュレートされますが、メモリバスシグナル（データバス、アドレスバス、RD、WR、ALE などの制御ライン）はシミュレートされません。したがって、メモリバスシグナルをロジックアナライザで表示することはできません。